院長コラムhead doctor’s blog
思い出の本18.11.26
東京で在宅医療の勉強をしていた時に、一緒に働いていた看護師さんから1冊の本を頂きました。
その看護師さんは在宅看護の勉強のために働かれていましたが、残念ながらご自身の病気のために看護師を続けることができなくなりました。
職場をお辞めになる時にこの本を渡されて、「本人/家族の痛みが分かる在宅医」になって下さいと言われました。
開業してもうすぐ1年半です。
和歌山の在宅医療の「功」は当然ですが、残念ながら「罪」の部分も少しずつ見えてきました。
何事も綺麗ごとだけではないのがこの現実社会ですし、私には他人さんをどうこう言う資格はありません。
この本の花戸先生にはまだまだ遠く及びませんが、私は高い志を忘れずに日々の在宅医療に従事したいと思います。
東京で応援してくれているTさんへ
あなたから頂いた気持ちを忘れずに毎日訪問診療をしています。
僕は当分東京には行けませんが、いつか再会できる日を楽しみにしてますね。