院長コラムhead doctor’s blog
新型の点滴ポンプ22.9.3
在宅医療で使うデバイス更新の第2弾です。
入院でも在宅でも点滴を行うことはあります。
通常の点滴というと1本500mlが多いのですが、病状によってはごく少量の点滴を行う機会があります。
どれくらい投与量が違うかというと、夏場の脱水/熱中症では1本500mlを1時間で点滴することもありますが、微量点滴の場合は1時間で0.1mlから開始します。
この時に使用する点滴ポンプにも種類があって、通常タイプと微量タイプがあります。
私のクリニックでは微量タイプを2台所有していますが、出番は数カ月に1回程度です。
なので2台あれば十分ですが、昨年新型の微量ポンプが発売されたので1台購入しました。
この新型、スマホ連動型で超小型なんです。
従来型は操作部、ポンプ、注射液をセットする部分が全て本体に一体型なんですが、新型の本体(写真のピンクの物)はスマホから無線で飛ばす操作情報を受信してポンプにその情報を送るだけで、ポンプ&注射液セットが別々になっているために小さくて軽いです。
下の大きい方が従来型です
初めはスマホでの操作に戸惑いましたが、慣れてしまえば旧型と同じように簡単に使用出来ます。
これからは新型ポンプに活躍してもらおうと思っていますが、出番が数カ月に1回なのは変わりません・・・。