院長コラムhead doctor’s blog
Kさんのお陰で20.8.19
Kさんを担当することとなりましたが、訪問看護ステーションは初めて組ませてもらう事業所でした。
従ってステーションの管理者さんとも、お互いの連携方法について事前に確認しました。
初回訪問から1週間後、腸閉塞となり医師も訪問看護も毎日訪問となりました。
通常、医師と訪問看護師は別々に訪問しますが、Kさんは様々な理由が重なって大半が同時訪問となっていました。
なので私の診察中は訪問看護師さんが横で見聞きしています。
ある日来ていた看護師さんが、「訪問看護の仕事がこんな楽しいのは初めてです」とおっしゃいました。
その理由は、医師・訪問看護師とご本人/ご家族が一体となって仕事をすることが今まではほとんどなかったとのこと。
私はいつも通り仕事に向き合っているだけで、特別なことはしていないのですが、件の看護師さんには新鮮だったようです。
その後も私の訪問診療がステーションの方々には参考になったようで、こんな嬉しいことはありません。
Kさんとお別れした後、ステーションの管理者からも丁寧にお礼を言われました。
これも全てKさんがつないでくれたご縁です。
私の日々の診療が和歌山の在宅医療のレベルアップに少しでも貢献出来ますように。