院長コラムhead doctor’s blog
何故だか20.11.9
すっかり秋ですね。
コロナの動向が心配です。
何故だか分かりませんが、看護師さんからのパート募集への応募や見学希望がここ1か月で急激に増えています。
その影響もありパート募集は終了しました。
病院勤務の方、クリニック勤務の方、休職中の方など様々で、皆さんに共通するのが「緩和ケア and/or 在宅医療に興味がある」です。
当クリニックは在宅医療を通じて緩和ケアを提供しているので、当たり前といえば当たり前ですね。
もう皆さんに1つ共通しているのが、「和歌山で緩和ケアや在宅医療を学ぶ/見学出来る施設がない」ということです。
これも当たり前で、在宅+緩和ケアをメインでしているクリニックはたった数か所しかなく、その全てが見学を受け入れてはいないからです。
看護の面でも、在宅緩和ケアは病院の緩和ケアとは全く違います。
どちらが優れているという問題ではなく、どちらにも一長一短があります。
- 在宅医は訪問して何をしているのか?
- 一体何が病院の医療/看護と違うのか?
- 在宅における看護師の役割とは何なのか?
- 在宅でも緩和ケアは提供出来るのか?
- 在宅医療を提供する側(在宅医/訪問看護師)の苦労/悩みとは?
- 介護負担のある家族に、我々はどういうアプローチをしているのか?
出来るだけこのブログでも情報提供していますが、ブログの発信には限界があります。
見学に来られたら、患者さんや家族さんの生の声を聞くことも可能です。
私は信念を持って在宅医療に従事していますが、それを皆さんに押し付けることは絶対に致しませんので、ご自分で判断して下さい。
1回だけでは分からないと、複数回見学に来られる方もおられます。
私の在宅緩和ケアが全てではありませんから、希望される方には他の在宅クリニックや訪問看護ステーションの見学もご紹介します。
密室医療の在宅医療を可能な限りオープンにするのも、私の役割です。
私のカバンには聴診器と血圧計しか入っていませんが、出来ることは沢山あります。
医療の原点に立ち返るのが在宅医療だと私は思っています。
見学に来られた皆さんは、「知らなかった世界を見れて本当に良かった」と感想を述べられます。
ご興味のある方、どうぞお待ちしています。