院長コラムhead doctor’s blog
久しぶりの更新です21.9.15
またまた間隔が空いてしまいました。
いつも楽しみに見て下さる方、すいません。
8月もいろんな患者さんを担当致しました。
とても難しいケースもあり、また感慨深いケースもありました。
どのケースも私に学びと課題を与えて下さいます。
5年前のちょうど今頃、東京で修行している時に大きなスランプに陥ったことがありました。
全てを投げ出して和歌山に帰ろうと思った程です。
しかし修行先の2人のスタッフさんに支えて頂きました。
恩人の内のお一人は先日お亡くなりになりましたが、もう一人の方とは今でも親交があります。
まだまだ在宅医として未熟者です。
もっともっと上達しないといけない部分が数多くあります。
でも時間が限られている患者さんには未熟者という言い訳は通用しません。
訪問中は神経を研ぎ澄まして、常に今の自分の全力で向き合うことを心掛けています。
神﨑先生も着々と修行されています。
千葉ナースもいい感じで働かれています。
決して表には出ませんが、事務スタッフのお2人も抜群の仕事振りで、私は信頼出来るスタッフ達に囲まれています。
全国の有名在宅医の中には、「在宅クリニックは大規模にしないとダメ」と声高に主張されている先生がおられます。
経営的なスケールメリットやマンパワーの面でその通りの部分があるのは私も認めますが、果たして本当に質の高い在宅医療を提供出来るのか私は疑問に思っています。
我々は総勢たった6名の小所帯ですが、少数精鋭で与えられた役割を果たします。
目指すところは、「孤高のメス」ならぬ「孤高の在宅医」・・・かな。