院長コラムhead doctor’s blog
何故この仕事をしているのか?18.7.27
先日、昨年がんでお亡くなりになった方の奥様がお見えになり、死別後の状況をお話し下さいました。
病院への想い、ご本人への想い、ご自分の今の状況、子供さんのことなどをじっくりと伺いました。
奥様の周りの人たちは好意として励ましてくれるけど、実は辛くて辛くて仕方ないこと。
私のところにもっと早く来て話を聞いて欲しかったのに、なかなか連絡出来ずに日々が過ぎたこと。
ご自分の中で毎日葛藤しながら、でも少しでも前を向こうと努力されているのが良く分かりました。
奥様のお話しの中で、ご本人は「最後にいい先生と出会うことができて本当に嬉しかった」と話されていたと。
ご本人を担当したのは、わずかに8日・訪問回数7回だけです。
それでも「嬉しかった」と言って頂けたのは、私にとっては至上のお言葉です。
奥様はまだまだ苦悩の中におられるので、引き続き微力ながらサポートさせて頂きます。
ご本人もきっと蒼空から私の奥様へのグリーフケアを見守って下さることでしょう。
最近、講演会で使っているスライドです。