院長コラムhead doctor’s blog
開業後2年間のデータ③19.6.9
医療用麻薬はがんの疼痛と呼吸苦に対して使用します。
私は医療用麻薬の使用を積極的に行う医師ですが、それでも1/4の人には医療用麻薬は不要でした。
がんであっても最期まで痛みや呼吸苦がない状態ですごせる人もいるんですね。
持続鎮静とは注射の薬物で深い眠りにすることです。
持続鎮静は医師や施設によって実施率はバラバラです。
一般的に鎮静率は、「病院で高い・在宅で低い」傾向にあるのですが、全国の在宅医で高率に鎮静を行っている医師はいます。
私は安易な持続鎮静には否定的な立場ですが、必要と判断した方には実施しています。
持続鎮静を行うかどうかは私だけで決めるのではなく、本人/家族さん、担当訪問看護師と十分な相談が必須です。
紹介元と療養場所についても参考として挙げておきます。
密室医療にならないように、今後も可能な限り診療内容を公開していくつもりです。