院長コラムhead doctor’s blog
勉強会19.4.12
桜も散りはじめて、もうすぐ暑くなりますね。
往診車内も昼間だとすでに暑い時があります。
さて、ある施設の管理者さんから勉強会の依頼を頂戴しました。
施設内の職員さん6~7人を対象に、看取りまでの病状経過や対応方法、家族さんへの説明方法、施設スタッフとしての心構えなどを話して欲しいという依頼です。
もちろん喜んでお引き受けさせて頂きました。
最近の施設は看取りまで対応することを掲げている所が多いですが、実際に看取りまでその施設で対応しているかどうかは、施設によって千差万別です。
本人/家族からすれば看取りまで対応してくれるということで入所したのに、実際は施設側の理由のために、救急車で病院搬送→入院→病院で看取りとなるケースが散見されます。
これには様々な理由があるのですが、その1つに施設スタッフが看取りに関する知識や対応方法を知らない/学ぶ機会がないということがあります。
少しでも看取りへの理解を深めて頂き、それぞれの施設での看取りが増えることに貢献出来ればと考えています。
和歌山の人はまだ危機感が少ない人が多いのですが、今後5~10年以内に確実に病院への入院/看取りは減って、自宅や施設での対応が増えます。
「困ったら病院に入院すればなんとかなるだろう」という時代は過去のものになる方向へ確実に進んでいます。
人を育てるには時間が掛かります。
今のうちから在宅医だけでなく全ての在宅スタッフの数と質を確保することが大切です。
皆さんの施設/職場で勉強会の希望があれば、是非ご相談下さい。
個々の施設内の勉強会の場合は無料で対応していますので、お気軽にどうぞ。
先日、数年ぶりに再訪しました。
昔ながらの手作業で作っていて、ここなら出来たてを買えます。
素朴な味ですが、私には至福の一品です。