たぶせ在宅クリニック 和歌山市の訪問診療

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院長コラムhead doctor’s blog

寒い日が続きますね23.1.28

在宅医療

最強寒波で交通事情は大変ですね。
言うまでもなく私達は移動しながらの仕事ですので、道路状況から大きな影響を受けます。
最も大変だった25日(水)は、ほとんど予約を変更させて頂き、事務員さんはお休みにして開店休業にしました。
緊急の往診だけは断れませんが、幸い呼ばれることはありませんでした。

こんな寒い日々でも、私達が担当している患者さん達は一生懸命過ごされています。
今最も天国に近い患者さんを本日訪問した際の一幕です。
昨日は私が声を掛けても全く目を開けずかなり厳しい状態だったので、今日も緊張して訪室すると、

「先生、おはよう」
「また来てくれたん、ありがとう」
「体はしんどいけど、痛みはないよ」
「皆に世話になって、感謝してます」
「先生、(最期まで)頼みますよ」​

大きな声で矢継ぎ早にお話しをしてくれました。
上記以外にも冗談を言って、私と家族全員を大爆笑させてくれました。
外は極寒でも、この患者さんの室内が暑かったのは暖房のせいだけではありません。

この患者さんは、「穏やかな最期を過ごす」ために私が必要と考えている条件が全て完璧に揃っています。
なので、人生最後の数日でも大爆笑して過ごせるのです。
条件の内容は様々ありますが、お金や地位ではないことだけは確かです。


雪が降った日、雪を知らない保護猫兄弟にプレゼントしてみました。
初めは遠巻きに見て、少しずつ近づいて行きます。
雪の匂いを嗅いで、ようやく触ってみると、冷たいのですぐに逃げてしまいました。

窓の外を見る2匹の猫

雪を見る2匹の猫

南国育ちの兄弟には、雪は不要なようです。