院長コラムhead doctor’s blog
少しずつ・・・23.2.13
大寒波は過ぎ去り、少しずつ春に近づいています。
四季の移り変わりは日本の特徴でもありますよね。
今回のお話しは、意思疎通に関する内容です。
私は様々な患者さんを担当させて頂きます。
高齢者の2人暮らしはごく日常的ですが、配偶者が外国人というケースが最近続いています。
在宅医療は病院医療以上にコミュニケーションが重要で、ご本人だけでなく配偶者にもこまめな説明を行っています。
高齢者の中には、今までのやり方にこだわる方、新しい提案になかなか適応が出来ない方がおられます。
また外国人の方では、例え日本語がある程度出来る方でも、微妙なニュアンスは伝わらない事が多く、またその方の母国の文化/慣習を全面に主張する方もおられます。
それらの考えがご本人の病状に悪い影響がない場合は一向に構わないのですが、明らかに悪影響が出ている場合は対応に難渋します。
本来は時間を掛けてゆっくりと信頼を得ていくのが本筋ですが、病気はそれを待ってくれません。
従って説明を繰り返すしかないのですが、方針は変わらずご本人の苦しい時間だけが過ぎていくケースもあります。
苦しんでいるご本人に対応する私たち在宅スタッフも苦しいのですが、どうすることも出来ません・・・。
在宅医療、奥が深すぎます。
私は修行の日々です。
謎のクルマが和歌山市内を走っていました。
前の写真はありませんが、EVの3輪車です。
幅が狭いので、急カーブではコテッと転倒してしまいそうな見た目でした。