院長コラムhead doctor’s blog
0.6%23.9.3
まだまだ暑いですが、酷暑も終盤になってきましたね。
最近自分の知識を整理していて、私が0.6%の医師であることに気付きました。一体何が0.6%かというと、和歌山市の医師で在宅医療を主として仕事をしている医師の割合です。
和歌山市の医師数が約1600人、そのうち在宅医療を主としているのが約10人として、10/1600=0.6%です。「在宅医療を主としている医師」という定義がないので、10人というのはあくまでも私の個人的な判断です。この10人以外にも、在宅医療をサブの仕事として担っておられる医師は把握不可能で多数おられます。
「在宅医療を主としている医師」は和歌山市内では私が5人目で、私の後に現在までさらに5人増えています。その内の1人は共に働いている神﨑先生です。
10人それぞれに得意分野があったり、各々の理想を胸に在宅医療を行っているので、10人十色です。従って担当する在宅医によってやり方が結構違うので、合う/合わないも出てきます。私は「在宅医」という単語を好んで使いますが、「家庭医」や「訪問医」という単語を使う医師もおられます。
患者/家族さん側からすると、どの医師が自分に合うのか分かりにくいという側面はありますが、違う見方をすれば選択肢が増えているとも言えます。
確実なことは、医師という世間離れした業界の中でも、さらに超マイノリティーであるということです。それでも在宅医療を通じて社会と医療の一翼を担っていると信じて日々訪問しています。
保護猫カフェから譲渡された時に「外には出さないこと」というお約束があるので、仲良し兄弟は完全室内飼いです。時々窓を開けると、興味深々で眺めています。