院長コラムhead doctor’s blog
救われているのはどちら?24.8.1
夏、真っ盛りですね。
皆様、お変わりありませんか?
最近、仕事中のストレスが少し続いていました。
自分に責任がある事もありますし、自分としては最善を尽くしていてもご家族には満足が頂けなかったり、誰のせいでもなく流れが悪い方向になってしまったりと・・・。
それでも患者さんの前では疲れた顔を見せずに訪問することを心掛けています。
今日の午後はある高齢のご婦人の訪問の日でした。
月1回の訪問の方なので1カ月振りなのですが入室するなり、「先生、体調はまずまずですが、悩みが尽きないの」と話しが始まりました。続きを伺っていると幾つかの悩みや不安を話されましたが、「でも先生は悩みなんかないですよね」とおっしゃったので、ついつい1つだけ話すと逆にもの凄く励まされてしまいました。どっちが患者さんなのか分からない状況に・・・。
退室してクルマに乗る時は、入室前より私の気分は軽くなっていました。
私は常に細心の注意を払って患者さん宅に入室しますが、患者さんも同じくらい私の事を見ていて、もしかしたら私の微妙な変化を見逃さなかったのかもしれません。
診察後の「集金があるんです」の一言がとても言い出しにくかったです。
その後クリニックに戻ると、もう15年くらい公私ともにお付き合いのある知人がお越しになりました。
この方はここ数年でプライベート面でどうにも回避出来ないご苦労が重なった方で、そんな状況でも仕事はきっちりとされているので、周囲からの信頼は厚い方です。
彼の苦労に比べたら最近数カ月の私の悩みなんて全く比べ物にならないので、近況報告を話している彼の顔を見ていると私はちょっと泣きそうになってしまいました。
今週末はゆっくり過ごして、しっかりとリセットしたいと思います。
晴天の九龍島と鯛島