院長コラムhead doctor’s blog
悲しい報告です24.11.26
今回コラムの間隔があいたのは、悲しい出来事があったからです。
このコラムにも何度も登場してくれたうちの保護猫兄弟の1匹と、先月突然のお別れとなりました。
里親として自宅に迎えてから3年5カ月のあいだ、彼は特に持病もなく元気いっぱいでした。
その日の夜もいつも通りの寝場所で寝ていたので、私は「おやすみ」と声を掛けて寝ました。
その1時間後に妻が彼を見たら息はしておらず、叩き起こされた私が見ても既に亡くなっていました。
私が1時間前に声掛けした時と彼は全く同じ体勢で、苦しんだ表情もなく本当に寝たままの姿でしたし、年齢はまだ4歳5か月で人間でいうと30代半ばという若さですから、何故亡くなっているのか全く理解出来ませんでした。
どうしていいか分からずに、深夜でしたがダメ元で譲渡して頂いた保護猫カフェのオーナーにLINEすると、幸いにも起きておられてすぐに電話で様々なアドバイスをして下さり、私達夫婦は本当に助かりました。
結局何故亡くなったかは分かりませんが、青天の霹靂とはまさにこの事なんですね。
猫といえども大切な家族ですから、喪失のショックからまだ完全には立ち直れていませんが、それでも前を向いて生きなければなりません。
これも在宅医として必要な経験と捉えて、彼と暮らした3年5カ月に感謝しながら日々訪問しています。
この院長コラムを見て、「可愛い兄弟猫は元気?」と多くの方に声掛けをして頂きました。
もう1匹は今も元気に暮らしていますので、飼い主共々今後も暖かく見守って頂ければと思います。
亡くなる2日前の生前最後の写真です