院長コラムhead doctor’s blog
神﨑先生との3年10カ月を振り返って②25.2.7
前回のコラムでは神﨑先生へのエールを書きました。
今回のコラムは、神﨑先生から私は一体何を学んだのかを綴ります。
勤務医時代にも若い先生を指導することはありましたが、複数の医師での共同指導かつ期間限定(大半が1か月~3か月)だったので、私単独で年単位の指導というのは初めての経験でした。
和歌山の在宅医療を今後30年以上担う人材ですから、失敗は許されません。
年齢も14歳離れていますから、はっきり言って世代の差も感じていましたし、隙のない神﨑先生に対して私は隙だらけです。
果たして上手くやっていけるのか心配でしたが、それは杞憂に終わりました。
・神経難病という疾患特異性と神経難病に対する在宅医療の役割と可能性を知ることができました
・神﨑先生の訪問診療を通じて、今後の在宅医療の潮流の一端を感じることが出来ました
・神﨑先生のために雇用した3人のスタッフとの出会いと別れがありました
・それらを通じて私の長所と短所を改めて実感することが出来ました
いずれも今後の私の訪問診療に少なからず影響があることばかりで、在宅医療の本質を追及するという道を引き続き歩むという覚悟を再認識しました。
私の在宅医人生も折り返し地点に差し掛かりつつありますが、最期の日までしっかりと走り切りたいと思います。
冒頭に指揮者のアンドレさんとパーカッションのラウールさんの絶妙な掛け合いがあり、その後の演奏では観客も一体となっている素晴らしい動画です。
私が憧れるのは、ラウールさんの役割です。