院長コラムhead doctor’s blog
在宅医を目指す若手医師19.3.17
近い将来、和歌山市で在宅医を希望している2人の若手医師(K先生、O先生)がおられます。
折を見て勉強会や食事会で情報交換をしたり、私の訪問診療に同行見学されています。
先日はK先生が見学に来られ、1日同行訪問をしました。
ちょうどその日にがん患者さんの初回訪問が急遽入ったので、一緒に行きました。
初回訪問はいつも緊張しながら自宅へ伺います。
もちろん患者さんと家族さんも緊張していますから、初回訪問はお互いにとって非常に大事な時間になります。
玄関入る前から訪問が終わり玄関を出るまでずっと、私の五感はフルに活動しています。
(一体何をチェックしているかはまた別の機会に書きますね)
K先生にとっては、今回の見学も病院医療と在宅医療の違いを目の当たりにされたことでしょう。
早く在宅に出たいかもしれませんが、まだもう少し病院医療(外来/入院、検査→診断→治療、救急/当直)を経験して欲しいと思います。
それが今のK先生にとって大切な事であり、必ず在宅医になってからも役立ちますから。
O先生は4月から県外の病院へ専門領域の修行に行かれますので、先日ささやかな送別会をしました。
今の所属とは全く違う世界に行くのですが、和歌山という狭い場所以外で働く経験もO先生の将来に役立ちます。
私も静岡と東京の2か所の勤務で、和歌山では学べなかった多くの大切なことを学び、「真の一流の医師」の仕事や考え方に間近で触れることが出来、自分の考えが拡がりそして今があります。
お2人と一緒に在宅医として働ける日を楽しみにしながら、来るべき時に備えて自分自身ももっともっとレベルアップしないといけませんね。