院長コラムhead doctor’s blog
見学時の1シーン18.4.17
先日、若手医師のY先生が見学にお越しになりました。
Y先生と私は全く面識はなく、当クリニックのHPを見て見学を申し込みされました。
数年後に和歌山市内で在宅クリニック開業を目標とされています。
半日の見学でしたので3件の訪問診療に同行して頂き、クリニックに戻りました。
そしてY先生がお帰りになる時に、私が在宅で看取りまで担当させて頂いた30代の患者さんのご両親が
偶然クリニックへお見えになりました。
ご両親からは訪問診療のお礼だけでなく、在宅で過ごした思い出や我々在宅スタッフへの想い、
看取りまで穏やかに過ごせたことへの親としての気持ち、そして両親自身のこれからの生活について
お話し下さいました。
このやり取りを私は敢えてY先生に真横で聞いて頂きました。
息子さんを看取ったご両親の想いを聞くことは、Y先生にはこの日一番の勉強になったことでしょう。
貴重な場面に偶然遭遇する運の良さは、Y先生が在宅医療が向いていることの証明と私は思いたいです。
私と面識がない方でも大歓迎ですから、皆さんも是非見学にお越し下さい。
お待ちしています。