院長コラムhead doctor’s blog
開業後2年間のデータ②19.6.8
先日公開したデータの続きです。
在宅看取りを行ったがん患者さん67人の詳細について公開します。
平均診療期間は25日ですが、15日以内のケースが全体の1/3もあります。
その理由は主に、癌の病状は最期に一気に悪くなりますがその時に紹介されたということです。
本人/家族さんはそこまで悪いと思っていない方が多いので、依頼がある時にどの程度の病状であるか確認を大事にしています。
そして初回訪問時にご本人を診て、残された時間が1か月以内/1~3か月/3カ月以上の見立てをして、訪問診療の計画を立てます。
多くの方は短い反面、8人の方は3カ月以上のお付き合いとなりました。
一見長いと良いと感じるかもしれませんが、本人の精神状態・家族の介護負担に細心の注意が必要です。
これだけ短い期間で、信頼関係を構築しいかに質の高い在宅医療を提供するか、お一人お一人に個別的な対応を心掛けています。
次に患者さんの年齢です。
患者さんの年齢は、70歳以上が3/4です。
100歳以上はまだ担当経験がなく、現在10代の患者さんを1名担当しています。
データはまだあるのですが長くなるので、その③に続きます。